shopifyの定期購入(サブスク)アプリの比較

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2021年に書いた記事です。現在はBold使う人はほぼいないかもですね。Nativeより安いアプリ(Timo Subscription)も登場しているので参考程度に読んでください。

ECサイトでは絶対的な需要がある定期購入(サブスクリプション)機能ですが、shopifyの場合はアプリを導入する事で対応する、後付け機能です!

昨年にペイメント周りのAPIが公開されて事で、新しいサブスクアプリが沢山登場しつつある中、どれを選べばいいの?と言う疑問を持たれることも多いかと思います。

そこで、最も有名な「Bold Subscription」と僕のオススメ「Native Subscription」「MIKAWAYA Subscription」の3つのアプリを比較して、オススメポイントをまとめています。

この3つを取り上げたのには理由あるんです

  • シェアが一番高い (Bold)
  • 料金がリーズナブル (Native)
  • 日本語対応 (MIKAWAYA)

みんな何かしら選定すべき大きな長所を持っているアプリなので、早い話がサブスク機能つけるなら現時点(2021年8月)ではこの3つから選べばいい!ぐらいの3つだと思います。

最終的にどれが一番おススメかさくっと知りたい人は結論先に知りたい方はまとめに飛んで下さい!

またBoldに関しては「v2」を対象にしています!巷に出回ってる記事は「v1」用の記事が多いので注意してください!結構中身も違うものですから!!

比較のポイント

比較するにもポイントを絞る必要があるので、比較ポイントをまとめておきます。

  • 費用
  • 設定項目で出来る事
  • マーチャント側の操作
  • 顧客側の操作
  • 各々とストロングポイント

この辺りが気になる所かと思うので、解説しながら長所や短所をまとめていきたいと思います。

費用

まずは気になる費用を比較してみましょう

Bold Subscriptionの費用

Boldの費用は非常にわかりやすくて1プランしかありません!

※google翻訳で訳しました

月額 $49.99
決済手数料 1%

シンプルでわかりやすい料金体系です!が、無料プランはないので(2カ月お試しは出来る)初期導入時から2カ月で結果が出せるかどうか。は勝負の分かれ目になります。

Native Subscriptionの費用

Nativeは料金によって作れる定期購入の数が変わります

※google翻訳で訳しました
  • 月額無料なら 手数料0.5%取るよ!
  • 月額$9 サブスクのプラン2つ作れるよ 手数料も無料
  • 月額$24 サブスクのプラン5こ作れるよ 手数料も無料
  • 月額$49 サブスクのプラン好きなだけ作れる 手数料も無料

と言う、設定なのでプラン数が少ない場合には低料金で導入できるのも嬉しいのと、なんせ決済手数料が無料なのが大きいです!!

例えば月の売上が100万円あれば1万円の節約が可能と言う事ですからね!!

MIKAWAYA Subscription費用

MIKAWAYAさんの料金は3種類

日本のアプリなので、こう言う説明も日本語です
  • 月額無料の場合 手数料が3%
  • 月額$49の場合 手数料が1%
  • 月額$200の場合 手数料1% 商品別の分析レポートが付く!

と言った感じです。月額無料でもサブスクプランの制作数に制限はないので、最初からいくつもプランを用意して始めたい場合には手数料が3%と多少高くても、初期導入しやすいのが利点ですね。

2021/9/9更新情報
最近$200プランは無くなり、商品別の分析レポートは$49プランで見れるようになりました!!

費用面のまとめ

単純に費用面だけ見るとNative Subscriptionが優勢です!無料で始められるし、サブスクプランが少なければ月額は安いし、手数料もない!と圧勝感すら漂います。

MIKAWAYAさんはそれを差し置いても「日本語」と言うメリットがあるので、Boldの分が悪い感じになりますね。

設定できる項目

設定出来る項目って細かい所まで比較してたらきりがないのでメインになりそうな部分をかるく比較しつつ、個別のアプリにある素晴らしい長所なんかを紹介します。

メイン部分なのに比較を軽くするのは、どのアプリも実は大差なないからですね。逆に言えばどのアプリでもしっかりとサブスクのプランが組めます!

  • サブクスプランの作成
  • サブスク時の割引設定
  • サブスク周期の設定
  • サブスク周期の変更 マーチャントから
  • サブクス周期の変更 顧客から
  • サブスクの休止、再開、解約 顧客から

この辺りの基本的な機能はどのアプリでも細かく設定する事が可能です。あとは全部のアプリについているけど、変更可能だったり可能じゃなかったりする部分

顧客側の管理画面

基本的にはアプリが出力する画面になり、どのアプリも見た目を変える事とか基本出来ません。基本出来ないの意味として「強引にCSSを上書きする」とか「JavaScriptで強引に挿入する」なんかはやろうと思えば可のですが、アプリがアップデートするとズレる可能性があるのであまりお勧めの方法ではありません!

海外アプリのBold、Native辺りは日本語に設定変更な項目も多々ありますが、どうしても整わない部分が出てくることは覚悟してください!(Nativeだと住所の表基準とかいくつか英語の部分が残ります)

MIKAWAYAさんはその辺は日本のアプリなので、日本語対応は完璧です!

自動通知メールに設定

どのアプリも契約時、サブスク注文直前の決済通知、辺りのメール通知機能は持っていますが、どこまで細かく設定できるか!とかメールの種類なんかはアプリ毎に決められた物しか設定できないので注意は必要な部分です。

・BOLD

  • Subscription Created(サブスク注文時)
  • Transaction Failed(決済失敗時)
  • Upcoming order(次の決済予告)
  • Expiring Credit Card(クレカ期限切れ通知)

この4つが設定可能なメールです。キャンセルや休止時の通知がなくて意外と少なめです。今回の比較の中でBOLDのメール部分での特筆すべき点は「HTMLメール」が制作可能な事です!

・NATIVE

  • New Subscription(サブスク契約時)
  • Payment failed(決済処理失敗)
  • Subscription Cancelled(サブスク解約)
  • Subscription Expired(クレカ期限切れ)
  • Subscription Paused(一時休止)
  • Subscription Resumed(再開)
  • Subscription Skipped(1回スキップ)
  • Upcoming Charge(次の決済予告)

お客さん側に送られるメールがこれだけあります。結構細かく設定可能ですね。

設定画面がこんな感じです。タイトルとかロゴを追加したりとかか、本文の設定は可能ですが、本文のレイアウトの変更は出来ません!

何でも入力は出来そうですが、Message部分もビルダーで使える機能以外でHTMLを追加する事は出来ません。とは言え細かく本文設定が可能なので3つのアプリでは一番書きたい事を伝える事が出来ます

・MIKAWAYA

  • 次回注文日変更
  • 商品数量変更
  • 注文間隔変更
  • 解約
  • 一時休止
  • 再開時

このタイミングでメールが送信されます。最初から日本語なのがいいですね!

他のアプリと違ってメールの文言は本文以外は書き換えられません。とは言え、変更できない部分も日本語のアプリなので大きな心配がいらないのはいい所ですね。いきなり下の名前で「はいっ!太郎!!」みたいなshopifyあるある事件は発生する心配がないのは最高です!

サブスクプランでの割引

よくある機能の1つでサブスクプランごとの割引機能があります。共有機能です!と最初に解説もしていますが、1つずば抜けた能力を持つアプリがあるのでご紹介です。例えば

  • 1か月 2、000円
  • 6か月 11,000円(1,000円お得)
  • 12か月 20,000円(4,000円お得)

みたいなやつが割引プランですね。

これ自体はどのアプリでも設定可能ですし「初回だけ割引」と言うのも、どのアプリでも細かい設定が可能です。ここでちょっと抜きんでた素晴らしい能力を持っているのがMIKAWAYAです

MIKAWAYAは2回目の割引も設定できる

これはなかなか素晴らしいのですが、通常のアプリでは割引のタイミングと言うのは1か所だけ設定できます。例えば「初回」とか「3回目から○○%off」みたいな設定ですね。

MIKAWAYAさんだけ2回設定できるので「初回」と「3回目~」が併用できます。サブスクの場合はまず導入してもらう事と、継続してもらう事が大切なので導入のハードルを下げつつ、長期ユーザー優遇して解約率を下げる施策両方が1つのプランで行えるのは、大きなメリットです!

注文回数を判定できる

ここもMIKAWAYAさんだけが持っている機能ですが、注文回数が何回目か判定する機能を持っています。具体的には、例えば4回目のサブスク決済が実行されるとします。そうすると顧客の注文情報に

Mikawaya注文回数:4回目

と言うタグが自動で付与されます。

この機能を使うと年間契約だけど、毎月送るものが違うようなサブスクの場合に重宝します。僕の本業であったワインの通販なんかで割とよく見かける「ワイン講座とセットでワインが送られてくる」ようなプランですと、講義内容に合わせたワインを送りたいものです!

そんな時には1回目の講義用のワイン。2回目の講義用のワインと自動で注文情報を見ればわかるので管理がめちゃくちゃ楽になります。

お客さんが変更できるポイント

まず前提としてですが、お客様個別のアカウントページと言うものはどのアプリでも作られます!その画面からお客さんは自身のサブスク契約を管理する事が出来ます。

気を付けなくてはいけないのが、どのアプリにおいても、アカウントーページのレイアウト変更はアプリ上でしか行えず、カスタマイズは出来ないという点です。(CssとJavaScriptで制御可能ですがアプリのアップデートで上書きされるかもしれないので、オススメはしません)

機能的にもわりと似通っています

  • サブスク周期の変更
  • サブスクの休止、再開、解約
  • 配送先住所の変更
  • 支払いクレジットカードの変更

に対応しています。

どのアプリでもレイアウトこそ変更できませんが、顧客側のでの操作をどの部分で許可するのか?などの設定は出来ます。

設定に応じて変更したい部分はちゃんと顧客側で操作出来るようになっています。

日本語への翻訳も基本的に可能なのですが、BoldとNativeの海外製アプリは配送先住所の表示が海外風だったり、微妙に日本語変換できない部分などがどうしても出てきます。JavaScriptで強引に書き換えれば完全対応も不可能ではなさそうですが、アップデートですべて消し飛ぶリスクをはらむので、やめておいた方がよさそうです^^;

その辺りは不安な場合や、海外製だとうさん臭さが!!とかいう場合には日本製のMIKAWAYAに分がありますね。お客様が操作する、目視する部分なので安心感では数枚上手です!

結局オススメはどれか

完全に個人的なオススメ度と言う事は前置きさせて頂きますが、オススメなのはMikawayaNativeの2択です!その中でどこに主眼を置いて選択するかがポイントで

料金優先の場合

これはもうNative1択です。サブスクプランが少ない場合には月額料金も安いですし、何せ決済手数料もありません!料金面ではやや圧勝と言っていい内容ですから、低予算でとりあえず導入したい場合にはNativeが筆頭です。

ユーザーとマーチャントの操作を優先

こうなるMikawayaさんが圧勝です!やはり管理画面の完全日本語化対応は管理面での楽さが違います!絶妙な割引プランの2段階設定も便利ですし、料金的にも分析機能を付けなければBoldと同じです。Boldを選ぶならMikawayaと言うのは断言していい内容だと思いますよ!

なのでshopifyでサブスクを導入する場合には、2021年8月現在では「Native」か「Mikawaya」の2択!と言うのが僕のオススメですね

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