WSET LEVEL 3合格までの道のり3部作の最終です。
ここではオンライン講座終わった後の2か月と1回筆記落ちた後のモチベーション維持なんかについて書いてあります。
なんせめでたい事に、最終的にはオンライン講座からだけで自力合格出来たので、オンラインでやってみたい人には参考になれる事もあるかと思います!
前部分が気になる方は
この前編と中編もご覧くださいませ。
オンライン講座終了から試験まで(2か月)
オンライン講座が終わってから本番の試験まで通常の日程でも2か月も間があるスケジュールだったのでそれに向かって勉強していくわけですが・・・
正直言って2ヶ月のモチベーション維持はめっちゃ大変でした。
オンライン講座って本当に集中して8週間だったので、結構燃え尽きるんですよね。その後そのテンションを維持する事が出来ず。
最初の2週ぐらいは復讐したり、ノートまとめてみたりするんですが、そのうち
「まだ先だしいいか」
って人間らしい甘えがやってきますwww
その後エンジン再点火したのは試験2週間ぐらい前。ぶっちゃけその頃には結構忘れ始めてました!
2週間は1日2時間ぐらい教科書読んだりして学習するんですけど集中力が低い僕はなかなか頭が切り替わらなくて大変でした。
そんな折、いよいよ試験だ!って時の運がいいのか悪いのか・・・
台風がやってくるんですよ。そしてなんと、試験は延期に!!
1月ほど先まで延期になり・・・いやぁ。最終的にはよくなかったですね。延期なったからせっかくのテンションが再び下がり、結局またサボりやがったんです僕。
どうにも試験勉強って苦手なんですよね。再びまた2週間前までの2週間をだらだら勉強してしまい、そのまままた中途半端な集中力で試験当日を迎えます。
それでもぶっちゃけ何とかなるだろ!って言う気持ちではいました。
だってワインの勉強だけは普段からしてるし、そこそこ知ってる方なつもりですから!問題なのはENGLISHだけだぜ!ってテンションだったわけです。
初めての試験と結果
さー、試験です。しかしこの試験会場に行くまでに知ってた試験の情報は
・テイスティングとライティングの2種類の試験がある
・ライティングはマークシートと記述
ってぐらいしか情報がないのですよ!
テイスティングに関しては、講座でやってる物、と言うかWSETの公式テイスティングに反ればいいので、こっちは英語だろうが、さしたる問題はないだろうと思ってましたが
筆記はそもそもどんな問題が出るのか、開けてみるまで知らん!って状態でしたからね。
さて、試験ですがテイスティングから出、これに関しては、ほんと特に問題もなく無事に進んだ感じです。
simpleを使うかどうか迷うような品質のワインがあって、まよった結果simpleを使って進んだぐらいですかね。後は無事にかけたと思いますよ。
記述に関してはマークシートは正直って楽勝でした!50問あったけど、おそらく45問以上の正答率だったのでは?ほぼ迷うことなくサクッと終了して
「あれ?これ余裕じゃない?」
なんて思いに駆られたぐらいです。
その後の記述・・・まったくどんな問題が出るのかわかってないで挑んだこいつですが、思いのほかわかるってのが感想でしたが
予想はしていたけど数問「読めない、もしくは問題の意図がわからない。」って言う語学の壁が現れます。
大きな問の下にいくつか小さな問が書かれるようなスタイルなので、大きな問の方がわからんと壊滅的です。中規模が2つは全く意味わからずだったのと、最後にまったく予想だにしなかった所で配点デカいのがあって超焦りました。
終わってみての個人的な感想は・・・「五分五分だな。」
って所。受かってるかもしれないし、落ちてるかもしれない。
と言うのも理解度的には多分合格点なんだけど、書いた英語力には問題があるからだ!!
読めない問題があったぐらいですからね。書く方はもっと自信がないわけです。果たしてどこまで通じるのか俺の英語?!
一発目は筆記が不合格・・・そして再試験が?!
待つこと2ヶ月ぐらい。返って来た結果は不合格
でもちゃんと点数の内訳を、大まかには教えてくれるのがWSETのいい所。
結果は不合格なんだけど
Tasting : PASS with Distinction
Theory : Fail
と言う結果。Distinctionは80%以上取れた時のPASSの中でも最上位らしいので少なくともテイスティング能力に関しては問題ないし、自分で言うのもなんだが優秀だと言う事になったのはよかった!
TheoryのFailも不合格の中ではマシな方らしく、あと10点以内ぐらいの不合格。と言う事らしい。
これはもはや読めなかった数問の影響だったと思うと、ちゃんと読めりゃ1発合格だったのに・・・と言う悔しさが残る。
さて、落ちてしまった物はしょうがないから、再試験を受けなくてはいけません!
2019年12月ぐらいに、次に受けられる試験は2020年の3月だったので、さっそく申し込みました!あ、ちなみに次回はテイスティングは免除です。セオリーだけ再試験。
ここでまた問題なのが試験までの4ヶ月。僕が苦手な中途半端に長い時間です。
さてどうした物かと思いながら結局2月の頭ぐらいまではダラダラ勉強。そして2月の頭ぐらいからとにかく英語でも読もう!だって内容的にはほぼクリア可能だから、英語力だろ?!
と言う発想に至り、1日1記事、海外のワインサイトのニュースを読む。って言う勉強法を取り入れます。
これはなかなか楽しい勉強法で、普通に興味ある事を英語で追うのはやっぱりそこまで苦労がない。このままなら行けんじゃね?みたいな気持ちにテンションが上がってきてたのが2月の後半。
再試験は3月の後半だから1か月も余裕がある、いつもより立ち上がりが早いやる気の出かた!今回で絶対受かってやる!!って思いも強かったので。
が、3月の頭ぐらいに・・・まぁ2020年の3月ですからね。
何があったかお分かりと思いますが、試験が延期になりました。
しかも今回は、どこまで延期になるのか読めません。
やる気出てる所を挫かれると・・・ほら男の子ってやる気でなくなるじゃないですか。掃除しようと思ってたところを、お母さんに「掃除しなさい!」って言われてやる気なくなる的な(言い訳)
冗談はさておき、無期限延期でやる気出すのはマジ辛いです!
4月の頭ぐらいには再試験の日程が来て、7月の後半と言う事がわかりますが、4月の頭って目下ロックダウン中ですからね。
その延期日程で本当にあってんの?!
的な思いでいっぱいでしたよね。とは言え、一応の日程は出たのでそこに向けて勉強するのみです!
再試験までにやった最高の勉強法
ここでモチベーションが上がり切らない僕は、思い切った作戦に出ます。
英語でやるからやる気とか集中力持たないんじゃないの?
と英語受験をする気なのに英語から離れよう!と思ったわけです。前回の試験を思い出すと、日本語なら受かっただろう内容だが、日本語でも70点ぐらいだったと思う内容でもあったわけです。
それなら日本語で90点超えられるようになっとけば、英語力はさておき合格できるのでは?
と考え方を切り替えました。
もはや日本語の教科書を隅々まで読みまくる作戦です。英語に関しても単語単位ではワイン用語はわかるようにはなっていたので、思い切れたのもあります。
この作戦は我ながらよく出来た!!
さらにもう一つ最高に良かったのはインプットするだけじゃなくてアウトプットする事です。
アウトプットは要するに知識を他人に伝える事で、自分のインプットした物を記憶に固定しよう!って話なんですが、コロナで人にも合わんですからね。
そこで思いっきり「ここ」を利用する事にしました。
7月の頭ぐらいから1日1国、ワイン産地を記事にする!!と言うアウトプットを開始する事にしました。
このアウトプットはホントにめちゃくちゃ役に立った!まずインターネットで誰でも見られる記事にするわけですからね。しかも実名も調べりゃ軽くわかるぐらい公開してるわけです。
間違えた情報を書いたら・・・もはや嘘つきじゃないですか?!
なので間違えられないんですよ。そうなると教科書はしっかり読み込むし、足りない情報はググるしでめちゃくちゃ正確な記事になってくるわけですよ。
しかも整合性とかまで考えて記事にするから「理解」しないと書けないので頭にも入る入る。
あれ、これめっちゃ覚えるな?!って3か国目ぐらいで気付いてからは試験までほぼ毎日アウトプット。
英語の勉強は適当に教科書読んどけ!
ぐらいの軽い物のまま、1週間前まで攻め続けます。
ラスト1週間はさすがに英語の教科書を読み込みに行くわけですが、日本語で本気で90点取れんだろ?ってぐらいにまで覚えてたので、辞書なしでほぼ読める。なぜなら前後の文脈もわかってるから!って状態だったので、1週間で事足りました。
試験当日は驚くほど落ちる気がせずに余裕をもって挑めて、試験終了後もあ
「あ、これは受かったな」
って手ごたえもばっちり。これでダメなら適当イングリッシュが通じてないって事だ!
そして、結果はつい先日やってきて無事合格!
Theory : PASS with Merit
とDistinctionまで取れてなかったけど、英語通じたみたいで一安心。
ちなみにどれぐらい英語やばいかって言うと
A : スパークリングワインの開け方を答えよ!
って問題があったんですよ。でもあの針金の部分なんて言うかわからんので
「Iron line open」(アイアン ライン オープン)
って書きました(笑)
でも受かるから、皆様も気後れせずに英語にトライしてみてください!!
無事合格したので次はDiploma?
さて、無事にLEVEL 3の取得する事が出来たので、次なる資格となるとDiplomaです。
これは将来的には挑戦するつもりでいますが、今んとこ「金銭的」に辛いです(笑)
小遣い制の僕に50万ぐらいかかる試験勉強はなかなかどうして・・・まず稼がねば。
とりあえずしばらくは試験勉強からは離れていますが、WSET的なワインのアプローチはロジカルで非常にわかり易い!
この考え方には非常に賛同できることが多いので、WSETの普及活動と知識のアウトプット、そして当然インプットもして自分自身のアップデートを続けながら、LEVEL 3受験生に役立つ情報発信なんかもしていこうと思っています。
5年後ぐらいにはDiploma取れるかなぁ?
・・・まず稼がねば。