地球温暖化のニュースがワイン界の中心になりつつある気がするぐらい、極端な気候によるダメージのニュースは増えています。
ソース元はは「The Drinks Business」のこちらの記事です。
今度はイタリアのヴァルトリツェッラ(VALPOLICELLA )辺りで収穫前の8月22日と23日に大量の票が降って約7億円の被害が出たそうです。
全8000ヘクタール中、だいたい400ヘクタールぐらいが被害を受けた地域。
ヴァルトピツェッラ協会長「Christian Marchesini」さんによると、その被害を受けた「カリアーノのサンピエトロ地区の畑で多くの被害があり、だいたい70-100%の被害」だそうなので、被害を受けた畑はほぼ全滅と言っていい状況みたいです。
農業組織シアのヴェローナ部門の代表であるアンドレアラヴァニョリのインタビューでは「今年の収穫はもちろん、樹が受けたダメージも大きいから来年もどうなる事やら・・・」と言う事なのでひょう害の怖さを物語っています。
ちなみにヴァルポリツェッラは7月9日にもひょう害があり、アマローネの収量も全体では7-8%ぐらいのダウンが予想されているそうです。
今年はヨーロッパあまり、天候的な「被害」は聞かなかったですけど、やっぱりこう言う極端な災害はちょいちょい発生するのがデフォルトになりつつあります。
今年に関しては被害と言うよりも「極端に早い生育サイクル」が最もセンセーショナルな内容でしょうが、温暖化による産地の変化などは加速度的に早くなっていくんだろうな。と感じさせるニュースが増えてきているので、今後のワインを学ぶ上では今までの常識で考えちゃダメよ!と言うニュースも多いので、ソムリエさんはちゃんと追えるようにしていきましょう!