ギリシャワインを初心者にもわかりやすく解説

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最近流行りかけた東欧ワインでも特に注目度が高いのがギリシャです。

ギリシャってワインどんなのかわかりづらいとは思うので、代表的な所を簡単に初心者でもわかりやすく解説します。

・ギリシャワイン全体の概要
・3つの産地

の簡単な解説にはなります。

せっかくなんで概要も知っておくと、飲む時にちょっと楽しいですよ!

ギリシャワイン全体の概要

ギリシャはヨーロッパでも最も南、地中海にだいぶはみ出た半島と、それに連なる島々からなる国です。

ワイン産地のいい感じの地図なかったので、googleMAPに主な産地を書き込んでみました。ちなみに左側に見えるのがもうイタリアです。

大体北緯36-40℃ぐらいの範囲にある国で、思いっきり地中海性気候です。全体的に夏場の雨は絶望的に少なくて、東側は特にひどく、灌漑用水すら確保できない事態に見舞われているそうです。

後はとにかくやっぱり暑いです!真夏は余裕の30℃越え。平野部のでワイン生産はほとんど無理で、ワイン産地になっている所は標高が高いか、海のど真ん中の島(サントリーニ島)だけです。標高があれば涼しいですし、海に囲まれていると、一定以上の気温には上がりづらいからですね。

余談ですが、ワイン生産地で夏場の最高気温30℃超えが普通って言うのはだいぶ暑いです。日本にいるとそうなの?って思いますが、間違いなくちょっと暑いです。ただし、地中海性気候は夜間に気温がぐっと落ちるので、酸を保持する意味では理想的ではあります。

ワイン発祥の地は、こちら東欧ですから、ワイン生産自体は昔から歴史があります。しかし高品質な物と言うのは暑すぎたりもするので今まであまり注目されていませんでした。

そもそも地場新種が200種類ぐらいあるらしく、地場品種は一部で人気がある物の産業として成り立とうとすると、売りづらいのでちょっと大変です。

それでもその中を割って世界的にも注目を集めているブドウがあり、それがこの後に解説する3つの地域と3つのブドウになります。

3つの有名地域

いま注目されているのは3つの地域とそこに付随する3つのブドウです。先に箇条書きすると(左が地域 右が葡萄)

・ナウサ(Naoussa) + クシノマヴロ(Xinomavro)
・ネメア(Nemea) + アギオルギティコ(Agiorgitiko)
・サントリーニ(Santorini) + アシルティコ(Assyrtiko)

の3地域3品種が世界市場でも売れている所です。

ナウサ(Naussa)

ギリシャ北部の生産地ですね。基本的に標高が400mぐらいある高地なので、それで何とか暑すぎる気温を緩和している地域です。近寄って写真で見ると山のふもとに築かれた町って事がよくわかりますね。

ここの地場品種は赤ワイン品種の「クシノマヴロ」と言うブドウで、よく比較されるブドウがイタリアのネッビオーロです。つまり結構タンニン強いんだけど色素は無い系ですね。飲む前に見た目で想像するより歯がギシギシするタイプです。

酸化していくペースが速く、若いうちでも色が茶色身を帯びやすくて、新鮮でフルーティーなワインよりも熟成して香辛料や土みたいな香りが出てくるのが早いので、日本人は好きな人多そうです。しかも大して長く置かなくてもその雰囲気が楽しめるならいいですよね。

ネメア

ギリシャ南部のギリギリ本土と繋がった半島、ペロポネソス半島北部にあるのが「ネメア」です。ここは写真で見てもイマイチわかりづらいですが、標高が低い所でも230m。高い所だと900mもあるそうですよ。

赤ワイン品種の「アギオルギティコ」がちょっとだけ有名です。正直3つの中では一番知名度が低いんですけどね。ガッツリ濃いめ系のワインが作れる品種で、標高が低い場所で作ると熟し過ぎてジャムみたいな味わいになっちゃう事もあります。

作るワインの濃さと、ここネメアが「ヘラクレス誕生の地」と言う事で「ヘラクレスの血」とも呼ばれるそうです。

ロゼワインの生産にも向いていて、これからはそちらも伸びそうな気がします。なんせ世界はロゼワインを求めていますからね。

サントリーニ

地中海に浮かぶ小島。そしてTHE地中海な青い屋根と白い壁が有名な島です!この章の冒頭の写真のとこですよ!リゾート気分になりますね。

ここはエーゲ海に浮かぶ「島」なので360℃海に囲まれています。海に囲まれていい事は「クソ暑くはならない」事ですね。周りに大きな水の塊があるところは、その水温から激しく逸脱した温度にはなりません!

ただ、もう1つ問題があって、海のど真ん中なので「風」がめっちゃ強いです。普通に樹を仕立てると、風に煽られてブドウが飛んでっちゃうので、すごく独特の仕立てをします。

今な感じのバスケット上に弦をくるくる巻いて、ブドウはかごの中に出来上がるわけです。当然、機械化は不可能ですべて手摘み。低いですからね。腰やられそう。。。

ここで作られるブドウは白ワイン品種の「アシルティコ」。ギリシャのワインがちょっと有名になってきてると言いますが、正直言ってこのアシルティコが圧勝で有名ではあります。

いま世界的にも注目が高いのはすっきりした味わいの白ワインですからね。アシルティコはその需要に応えられる、すっきりした味わいの白ワインになれる品種。

すっきりした酸があるのに香ばしい香り、熟した柑橘系など複雑な要素も持ち合わせているので、重たいのにすっきり!みたいないいとこ取りのワインが作れますから人気が出るのも頷けます。

アシルティコとスペインの「アルバニーリョ」、オーストリアの「グリューナー・フェルトリーナ」は3大注目白ワイン品種です!

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